産業インフラ

良質で豊富な水資源など
産業インフラを完備

千歳市は豊富な地下水や低価格な上下水道を完備しています。クリーンエネルギーの天然ガスは、パイプラインからの供給が可能です。特別高圧電力も受電できるなど、企業活動に不可欠な産業インフラが整っています。

POINT

  • 千歳市の上水道の給水可能量は、用水受水を含め合計で54,400m³/日を保持。
  • 複数系統からの水源確保により、災害時にも万全の応急給水体制を整備。
給水管の引込工事を行う時に、予定使用水量(㎥/年)に応じて水道局から補助金の交付を受けることができる場合があります。

支笏湖から市街地までの森林地帯は、雨水が長い年月をかけて浸透する自然のろ過装置。雨水のほとんどは、地下水涵養源となり、市街地や工業団地に流れています。

■国内各市上下水道使用量(月額)
における料金比較

国内各市上下水道使用量 ※令和5年2月 各市HPより千歳市独自調査
※上水道・下水道使用量を10,000㎥とした場合の各市比較表(上水道は業務用・口径100mmで計算) 

清澄で豊かな水を湛え環境省の
名水百選にも選ばれた「ナイベツ川湧水」が主水源

千歳市は石狩川水系千歳川の支流である内別川の水を上水道の主水源にしています。長さ2.5kmほどの流域には大小60か所以上の湧水があり、源頭部の水量は1日約13,000m³、千歳川との合流点では1日約60,000m³に達します。

名水百選の「ナイベツ川湧水」が主水源

製造業をはじめ、多くの企業にとって、水資源は立地の大きな判断基準に。
千歳市には安価で豊富な地下水があり、企業活動のコスト削減に貢献します。

■地下水使用量コスト 【試算条件】

上下水道

※井戸を20年使用した場合。(ポンプ等のメンテナンス費用は含まない)※工事費用は公共歩掛で計算
※受水槽等は工業用水道でも使用するため本計算から除く※ポンプは1,000㎥で11kW、100㎥で2.2kWとして計算
【北海道営工業用水の㎥あたりの料金】北海道内の工業用水の基本料金は、18~55円/㎥となっており、本管からの引込管工事費分担金が別途必要です。※平成27年算出

POINT

  • 製造業など熱を発生させる工場ではコスト削減の大きなメリットに。
  • 半導体製造工場では、北海道の冷涼な外気を利用したクーリングタワーによる空調冷房を採用。

夏が短く、気温・湿度も低い北海道は、冷房に必要なエネルギーが本州よりも格段に抑えられます。冬の暖房と合わせても電力使用料を安価に抑えることが可能です。

電気

北海道電力 道内電力の安定供給のために

平成30年北海道胆振東部地震に際し、北海道全体が停電する「ブラックアウト」が発生しました。その事実を教訓に北海道電力は、北海道と本州を結ぶ連携設備(北本連携設備)を容量60万kWから90万kWに増強。さらに石狩湾新港発電所(LNG火力)を稼働させるなど、将来を見据え道内電力の安定供給を目指しています。

千歳市は微小粒子状物質(PM2.5)、浮遊粒子状物質(SPM)の濃度がどちらも環境基準を満たし、大都市圏より低い数値となっています。

■微小粒子状物質(PM2.5)および
浮遊粒子状物質(SPM)の測定状況
(令和2年)

微小粒子状物質(PM2.5)および浮遊粒子状物質(SPM)の測定状況 ※国立環境研究所ホームページから作成
※各都市観測局最高値を掲載

全ての工業団地でNTTの光サービスと北海道総合通信網(株)の光回線が利用可能です。
また、専用回線による提供や10ギガバイトクラスの提供も可能です。(要協議)

POINT

  • 大地震対応設計で効率的に安全な輸送が可能。
  • 交通渋滞や排ガスの環境問題を改善。
  • 耐久性に優れたボイラーでコストを削減。

石狩の石狩LNG基地と苫小牧市勇払地区はパイプラインで結ばれており、安定的に天然ガスが供給されています。天然ガスは、輸送やコスト面でも安定性に優れた地球にやさしいクリーンエネルギーです。熱効率が高いので光熱費が抑えられ、ボイラーの耐久性向上にもつながります。

■天然ガスパイプライン路線図

天然ガスパイプライン路線図 ※令和5年3月現在 北海道ガス(株)資料より