人材・労働力

若い人材を有する恵まれた
労働力で将来を担う

全国的に人口減少が叫ばれる昨今、千歳市は人口増加を続ける道内でも希少な都市です。千歳市周辺には約278万人の人口が集中し、生産年齢人口は約170万人に及びます。ものづくりを長期的に支える核となる理工系・情報系の教育機関をはじめ、試験研究・産業支援機関も多く、技術開発へのサポート体制も整っています。

千歳市は平均年齢が42.9歳(平成27年国勢調査)という全道一の若いまちです。通勤時間1時間以内の地域には、およそ170万人の労働力があり、高校・大学卒業者をはじめ、豊富な技能や経験を持つ自衛隊退職者の雇用も可能です。

■道内の新規学卒者就職情報

区分卒業者数求職者数就職者数うち道内うち道外
高校40,274人9,051人8,866人8,159人707人
専修高校8,570人7,563人7,315人5,950人1,365人
高等専門
学校
672人407人407人130人277人
短大2,291人1,821人1,770人1,642人128人
大学19,402人15,315人14,500人8,261人6,239人
71,209人34,157人32,858人24,142人8,716人
※令和2年3月末現在 北海道労働局調べ

■自衛隊退職者の推移

年度陸上自衛隊航空自衛隊総数
平成27年度東千歳駐屯地 216人
北千歳駐屯地 62人
千歳基地 109人387人
平成28年度東千歳駐屯地 199人
北千歳駐屯地 52人
千歳基地 91人342人
平成29年度東千歳駐屯地 172人
北千歳駐屯地 52人
千歳基地 118人342人
平成30年度東千歳駐屯地 166人
北千歳駐屯地 63人
千歳基地 87人316人
令和元年度東千歳駐屯地 122人
北千歳駐屯地 75人
千歳基地 95人292人
※要覧ちとせ令和2年版より
千歳市周辺人口

※前年同月と比べ、417人増

首都圏よりも比較的低い人件費

北海道の平均年収は東京の約72%、大阪の約83%、愛知の約82%の水準です。パートタイム賃金も本州に比べて低い水準にあります。

■平均年収と製造業パート賃金

平均年収と製造業パート賃金 ※厚生労働省 「賃金構造基本統計調査」(令和元年)

千歳市では、新型コロナウイルス感染症拡大により大きな影響を受けた雇用に対し、求職者の就職支援と地元企業の人材確保支援を行う「地元就職・人材確保支援事業」を実施しており、「個別就職相談」や「女性・高齢者向け求人企業説明会」、「職場見学」、「企業向け人材確保定着支援セミナー」、「企業向け外国人労働者採用支援セミナー」など多彩なメニューで企業と働き手を結びます。
また、しごと情報発信サイト「ちとせの仕事」では、市内企業の人材確保と、地元の求職者や首都圏等に在住するUIJターン希望者の就職活動を支援するため、求人企業の仕事の魅力や職場環境を紹介しています。
北海道では、「本道経済の活性化に向けた基本方針」を掲げ、ウィズコロナ・ポストコロナ時代における雇用対策として、テレワークの定着・促進などによる働き方改革や企業の付加価値向上を図る人材の育成等を推進しています。

ちとせの仕事 Webサイト

「企業説明会」の様子

企業説明会の様子

「企業向け人材確保・定着支援セミナー」の様

企業向け人材確保・定着支援セミナーの様子

千歳市を含む道央圏には、大学院・大学・短大・高等専門学校などの教育機関が集中し、エネルギーあふれる若い力が知識や技術を修得しています。特に千歳市および周辺には北海道大学、室蘭工業大学、公立千歳科学技術大学、苫小牧工業高等専門学校といった理工系の教育機関が個性豊かに点在。即戦力として活躍が期待できる優秀な人材の確保が期待できます。

■道央圏の理工・情報系大学・短大・高専

※各大学ホームページより(令和3年2月現在)
公立千歳科学技術大学(千歳市)
  • 理工学部
    • 応用化学生物学科
    • 電子光工学科
    • 情報システム工学科
北海道大学(札幌市)
  • 理学部
    • 数学科
    • 物理学科
    • 化学科
    • 生物科学科
    • 地球惑星科学科
  • 工学部
    • 応用理工系学科
    • 情報エレクトロニクス学科
    • 機械知能工学科
    • 環境社会工学科
北海学園大学(札幌市)
  • 工学部
    • 社会環境工学科
    • 建築学科
    • 電子情報工学科
    • 生命工学科
北海道科学大学(札幌市)
  • 工学部
    • 機械工学科
    • 情報工学科
    • 電気電子工学科
    • 建築学科
    • 都市環境学科
東海大学(札幌市)
  • 生物学部
    • 生物学科
    • 海洋生物科学科
北海道情報大学(江別市)
  • 経営情報学部
    • システム情報学科
    • 先端経営学科
  • 医療情報学部
    • 医療情報学科
  • 情報メディア学部
    • 情報メディア学科
室蘭工業大学(室蘭市)
  • 理工学部
  • 創造工学科
  • システム理化学科
北海道科学大学短期大学部(札幌市)
  • 自動車工学科
苫小牧工業高等専門学校(苫小牧市)
  • 創造工学科

■主な産業支援機関と支援内容

地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 産業技術研究本部(札幌市・江別市)
ものづくり支援センター(工業試験場・食品加工研究センター)による、産学官の共同研究、技術支援(技術相談・指導、分析受託等)、関連技術の提供、各種セミナー開催
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 北海道センター(札幌市)
センター内の施設や研修設備の利用、共同研究による技術協力、特許取得などの支援や、技術相談、共同研究・ベンチャー支援等
公益財団法人 北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団)(札幌市)
基礎的・先導的研究開発の支援、人材育成や販路開拓などの実用化・事業化に向けた支援、セミナー開催・展示会出展支援等
公益財団法人 道央産業振興財団(苫小牧市)
地域の技術シーズを活用した新技術・新製品の開発及び起業化や各種助成、研修指導事業等
国立大学法人 北海道大学 産学・地域協働推進機構 (札幌市)
北海道大学の研究成果としての知的財産の創造、活用、社会還元を目的とした、企業等との共同研究や受託研究、ライセンス契約等のサポート

■道央圏の主な大学と産業支援機関

…国立・公立大学/高専  …私立大学  …試験研究・産業支援機関  …千歳市内の専修学校・高等学校

札幌市 北海道大学 北海道教育大学札幌校 札幌医科大学 札幌市立大学 北海学園大学 札幌大学 北星学園大学 藤女子大学 北海道科学大学 東海大学 札幌国際大学 天使大学 北海商科大学 札幌大谷大学 札幌保健医療大学 日本医療大学 北海道立総合研究機構(工業試験場、エネルギー・環境・地質研究所) 産業技術総合研究所北海道センター 北海道立衛生研究所 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター 北海道科学技術総合振興センター
小樽市 小樽商科大学
恵庭市 北海道文教大学 日本医療大学 北海道立総合研究機構 さけ・ます内水面水産試験場
室蘭市 室蘭工業大学
石狩市 藤女子大学
当別町 北海道医療大学
江別市 酪農学園大学 札幌学院大学 北翔大学 北海道情報大学 北海道立総合研究機構食品加工研究センター 北海道情報技術研究所
長沼町 北海道立総合研究機構 中央農業試験場 北海道病害虫防除所
北広島市 星槎道都大学
苫小牧市 苫小牧工業高等専門学校 北洋大学(令和3年4月 苫小牧駒澤大学から校名変更) 道央産業振興財団 苫小牧市テクノセンター
千歳市 公立千歳科学技術大学 北海道千歳リハビリテーション大学 日本航空専門学校 北海道千歳高等学校 北海道千歳北陽高等学校 北海道千歳高等支援学校 千歳アルカディア・プラザ

ものづくりを支える
科学技術と研究開発
地域の研究開発機関とともに新技術を開発
技術課題を解決します

千歳市近郊には、最先端の研究開発や技術支援を行うさまざまな試験研究・産業支援機関が集中しています。共同研究や受託研究などの実績も数多く、技術開発・製品開発のサポート体制が整っています。

ものづくりを支える科学技術と研究開発

公立千歳科学技術大学は、千歳市を中心に産学官の協力により設立した公設民営方式の大学として平成10年に開学し、平成31年4月に千歳市が設置する公立大学へ生まれ変わりました。理学・工学をバランスよく学び、実験・実習を重視したカリキュラムにより、実践的で広い視野を持つ技術者の育成を目指しています。技術研究を深める傍ら、地域に開かれた大学として、研究開発のための最先端設備・技術を企業に開放しています。大学院では、現代社会に欠くことのできない基盤技術である光技術分野の高度な人材育成や先端技術の研究が行われています。

公立千歳科学技術大学Webサイト

先端テクノロジー研究開発拠点の形成・新産業の創出 ホトニクスワールドコンソーシアム

千歳市では、公立千歳科学技術大学と特定非営利活動法人「ホトニクスワールドコンソーシアム(PWC)」を中核とした産学官連携により、補助金制度や特許などの情報提供、人材交流、研究成果の実用化などを支援することにより、先端テクノロジー研究開発拠点の形成も目指しています。新産業の創出では、通信・医療・環境エネルギー・計測・食品加工・教育などさまざまな分野において、新技術・新製品の開発に取り組んでおり、特に特殊光ファイバ、医療診断システム、e-ラーニング教育コンテンツなどで実用化が進んでいます。

ホトニクスワールドコンソーシアムWebサイト

ホトニクスワールドコンソーシアムの主な活動

ホトニクスワールドコンソーシアムの主な活動

  • 国等の補助金制度の情報提供および資料作成等支援
  • 国公私立大学や研究機関に所属する会員が有する研究シーズ・研究内容情報等の提供
  • 産学官共同研究の企画および参加
  • 研究成果の実用化への支援
  • 特許情報の提供および知的所有権の管理
  • 企業人材交流・事業連携等のビジネスリレーション支援
  • 研究機器等の活用
  • 先端テクノロジーに関する情報提供および機関紙等の配布
  • 各種講演会、交流会、セミナーおよび研究会等の開催

公立千歳科学技術大学では、千歳市がもつ“豊かな自然がもたらす生態系サービス”(水・緑・温泉)を生かした“持続可能なまちづくり”に向けて、さまざまなステークホルダーと連携し、ものづくり、観光、資源・エネルギー開発、環境保全、福祉・医療、インフラ整備、教育、コミュニティなど、千歳市が抱える課題を抽出します。これらの課題を大学が持つICTなどの科学技術の活用によって解決することで、自然環境との共生を可能にする持続可能な循環型地域をつくり出していきます。この構想を実現・展開し、環境、経済、社会の統合的向上による自律的好循環を目指した地域創生へと繋げていきます。

千歳市では、この構想を支援し、産学官共同研究を促進することで、高度技術産業の集積を図ります。

Smart Nature City
ナノテクノロジープラットフォーム

北海道のバイオ・材料イノベーションを支援 ナノテクノロジープラットフォーム

ナノテクノロジープラットフォーム事業とは、文部科学省が推進する事業で、全国25の機関が保有するナノテクノロジーに関する最先端の研究設備とその活用のノウハウを提供し、技術課題の解決に貢献する取り組みを行っています。公立千歳科学技術大学はその認定機関として、同事業のひとつである「分子・物質合成プラットフォーム」において、分子・物質合成とその特性評価の一貫した支援を行っています。また、バイオ・医療分野では、細胞や生体組織のキャラクタリゼーションなどの支援を行うとともに、食品分析・創薬に資するナノバイオテクノロジー材料合成・評価を通して、地域の産業が活性化するための支援を行っています。さらに北海道大学や東京大学などプラットフォーム内の複数機関の相互協力や、大型先端研究施設との連携など総合的な支援を推進しています。令和3年度からは、新たに文部科学省のマテリアル先端リサーチインフラ事業を進めており、ナノテクノロジープラットフォーム事業と連携してデータの収集・蓄積・構企業・ 造化を行い、利用者がデータを効率的に利活用できるような取組を進めています。

公立千歳科学技術大学で利用できる共用施設

  • 透過型電子顕微鏡(TEM)
  • 走査型電子顕微鏡(SEM)
  • 分析電子顕微鏡
  • ラマン顕微鏡
  • 紫外可視近視赤外分光光度計
  • 非接触光学式薄膜計測システム
  • 高性能X線小角・高角散乱装置
  • 元素分析装置
  • エネルギー分散型X線分析装置
  • 赤外線加熱単結晶製造装置
  • 核磁気共鳴吸収装置(NMR)他