リスク分散

自然災害に強く
万一の災害時にも万全の体制で支援

千歳市は、地盤の水はけが良く安定しており、台風や落雷、雪害、塩害などの自然災害の被害が少ない地域です。 平成30年北海道胆振東部地震が発生した際は、災害対策訓練の成果を発揮し、陸上自衛隊と航空自衛隊の速やかな支援活動など、関係機関と連携し、大きな被害や混乱もなく、「災害に強いまち」を実証することができました。

POINT

  • 北海道は台風の接近数や落雷の発生回数が少ない。
  • 降雪量の少なさと万全の除雪体制で、物流が滞る心配はほとんどありません。
天気

企業のBCP(事業継続計画)の観点からも、千歳市は大きな強みを発揮します。自然災害が少なく電気系統に及ぼす影響は比較的小さい地域と言えます。
道路や空港、鉄道など冬の除雪体制も万全です。

■全国落雷頻度マップ
10年間(2011〜2020)平均

全国落雷頻度マップ10年間(2010〜2019)積算

■冬季の千歳市工業団地周辺の路面状況

冬季の千歳市工業団地周辺の路面状況

雪が少なく
除雪も
万全!

■台風年平均接近数
過去30年間(1992〜2021)

過去30年間(1991〜2020)の台風年平均接近数 ※気象庁ホームページをもとに作成

■国内各都市の最深積雪量
(2017〜2021の平均)

国内各都市の最深積雪量(2016〜2020の平均) ※気象庁ホームページをもとに作成

■国内各都市の年間降雪量
(2017〜2021の平均)

国内各都市の年間降雪量(2016〜2020の平均)

千歳市の地質は全域にわたり火山灰層が分布し、水はけが良い地盤です。また、過去のデータから地震の発生回数そのものは少ない地域となっています。平成30年には北海道胆振東部地震が発生しましたが、千歳市では道路や公共施設の損傷はほとんどなかったことから安定した地盤であることがわかります。

平成30年北海道胆振東部地震における千歳市の状況

  • 平成30年9月6日に北海道胆振東部地震が発生しました。市内では、停電によって食品の廃棄やクリーンルームの空調管理システムが停止するなどの影響を受けた企業がありましたが、震源地の厚真町から約32㎞と比較的近い場所に位置しているにもかかわらず、道路や公共施設の損傷はほとんどありませんでした。
  • 北海道の空の玄関口である新千歳空港では、地震発生直後の点検で滑走路に異常がないことが確認されました。一部ターミナルの損傷により地震当日(6日)は運航を見合わせましたが、翌日には国内線の約6割、9日には通常通りのスピード運航となりました。また、近隣の苫小牧港では、同港を発着するフェリーは全て通常運行を継続し、被災地復旧の車両や人員、生活物資の輸送に役立ちました。
  • 千歳市に所在する陸上自衛隊・航空自衛隊の各部隊により、地震発生直後の情報収集や給水支援、物資輸送など、迅速な活動が行われました。

■N値分布状況図 千歳臨空工業団地NO.98

N値分布状況図

参考:千歳臨空工業団地では深さ17~19mで地盤強度を示すN値は50となっています。

※N値とは?
 63.5kgのハンマーを75cm自由落下させ、標準貫入試験用サンプラーを30cm打ち込むのに要する打撃回数のこと。
 一般的にこのN値が大きいほど強固な地盤と言われています。

自衛隊による北海道胆振東部地震時の救援活動 自衛隊による北海道胆振東部地震時の救援活動

千歳市に所在する陸上自衛隊東千歳駐屯地・北千歳駐屯地、航空自衛隊千歳基地は、平時における国防を担っていることはもちろん、災害発生等の緊急時には、救助・支援活動を行う心強い存在となります。

防災・減災の意識強化への取り組み

千歳市の防災拠点施設である防災学習交流施設「そなえーる」では、「学ぶ・体験する・備える」をキーワードに、防災・減災に対する意識強化に取り組んでいます。市民の約25%が自衛隊関係者(家族・OB含む)であることから市民の防災・減災意識は高く、毎年、市民参加による大規模な防災訓練を行っています。

万全の設備とシステムを整備

千歳市では、災害時に即応するための位置情報通報システムを備えた高機能消防指令センターや、北海道広域消防相互応援協定に基づく応援体制を整えています。また、高規格救急車を配備して高度救命処置も行っています。

■津波浸水予想図

津波浸水予想図 (資料):津波浸水予想図 振興局別図 北海道総務部危機対策局危機対策課
※2011年までに行われた津波堆積物の各種調査を踏まえて推定された、最大クラスの津波による浸水域の想定です。なお、自然現象を正確に想定できないことから、津波堆積物データの地域的偏りによる過大・過小評価があるとされています。